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  • SVAHA

​ダルマ(Dharma)  धर्म

サンスクリット語でダルマとは、義務や真理と訳される。

つまり、"そのものの本質”、“決まり”のこと。

​「宗教」の語源。

例えば「火」のダルマについて考えてみましょう。​

火のダルマは「光」と「熱」

暗いところで火を灯すと光を与えられますね。そして触ると火傷します。

つまり熱を持っているということです。

この両者がなくては火とは呼べません。

​このことから、「なくてはならないもの」=「ダルマ」と考えることができます。

私たち人間に置き換えると、私たち一人一人を形成するためになくてはならないもの、とも言えます。

私の好きなバガヴァッド・ギーターの一節をシェアさせてください。

​【Bhagavad-gita 3-35】
It is far better to discharge one's prescribed duties, eventhough they may be faulty, than another's duties.
Destruction in the course of performing one's own duty is better than engaging in another's duties, for to follow another's path is dangerous.


他人の義務を引き受けるより、不完全でも自分の義務を行う方がはるかに良い。
他人の道を行く危険をおかすより、自分の義務に従って滅びる方がよいのだ。

この節から、自分自身を形成するダルマという理解がより深まると思います。

つまり、今世私に与えられた義務。

それを果たすことによって私を私たらしめているのです。

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ダルマにも二種類あります。

サナータナダルマとスワダルマです。

前者が万人・全ての魂に共通する普遍的な義務であり、後者がそれぞれに与えられる義務です。

ジョーティッシュではスワダルマを読み解くことができます。

それゆえに「今世生まれた意味を教えてください」「私が成し遂げるべきことは何ですか?」にジョーティッシュの観点から

お答えすることができるのです。

​ここからダルマ=天命とも言えるでしょう。

またヴェーダでは「人生の4つの目的」についての教えがあります。

ダルマ、アルタ、カーマ、そしてモクシャ

何よりも先に記されるダルマ。

人生の道徳的義務。

では、​あなたのダルマはなんですか?

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